無生殖協会として2回目の定期総会は、協会全体の「見た目」を整えることに集中するものになりました。
議決事項は以下の2点。
- 会則改正による英語名称変更の提案
- ロゴの使用法に関する小変更の提案
どちらも私からの提案です。
1つ目は会則改正が必要になる内容で、設立時に採用された冗長な英語名称「The Association of Anti-Procreationism in Japan」を継続使用するべきか、新名称
- Antinatalism Japan
- Vegantinatalism Japan
- Anti-Procreationism Japan
に変更するべきかが問われました。
下の表は、提案にあたって私が作成した各名称の利点と欠点を示すものです。
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新名称 | 現行の名称 | ||
ANTINATALISM JAPAN | VEGANTINATALISM JAPAN | ANTI-PROCREATIONISM JAPAN | THE ASSOCIATION OF ANTI-PROCREATIONISM IN JAPAN | |
明快さ | 簡潔で、団体の趣旨が概ね正確・簡単に伝わる | 反ヒト生殖主義としての 'antinatalism' とヴィーガニズムを両立する立場を支持する団体であることが明確に示される | ‘Antinatalism’ という語が含まれないので、団体の趣旨を知ってもらうのに説明が要る可能性がある | |
冗長な印象を与えやすい | ||||
視覚的なアイデンティティー | ‘Antinatalism’ を標榜する団体/個人にありがちだった「暗い」「カルトっぽい」「危険」な印象を変える一助になる? | ロゴのデザインとの一貫性(AN+V)がある | ロゴのデザインとの一貫性(AN+V)はない | |
ヴィーガニズム | この名でヴィーガニズムを扱うことにより、「反出生主義」「antinatalism」という語の種差別的な使われ方に対する問題意識を示すことができる | 「反出生主義」という語が汚染され続けることに抵抗する力が弱まる? | 正会員のとる立場がヴィーガニズムを内包することが名前からは伝わりにくい? |
Vegantinatalism Japan と2つの「Anti-Procreationism」を含む名称の利点/欠点としてロゴのデザインとの一貫性を挙げていますが、これは正直なところあまり大切ではありません。
表を埋めるために書いただけのようなものです。
そもそも我々のロゴに「AN」「V」の形が含まれていることに気付かない人々の方が多いのではないでしょうか。
採用すべき名称については意見が割れることを予想していましたが、意外なことに意見を表明した参加者の全てが「Antinatalism Japan」を推し、簡単に変更が決まりました。
何の団体なのか分かりやすい、という点で好評だったようです。
2つ目の提案は、近い将来路上活動を始める可能性があることを考慮するととても重要なものだったと思います。
古いロゴ+名称と新しいものを見比べれば、効果は一目瞭然です。
最初に細字+中途半端な黄緑での表示を提案した時の私は何を考えていたのでしょうかね……?
相当くまなくウェブサイトをチェックしている方でなければお気付きにならないでしょうが、この変更が承認されたことを受けて他の部分にも変更を施しました。
「活動」ページの各種任意活動部のサムネイルです。
今までの100倍良いですね。
できれば次の定期総会までに路上活動を開始したいものです。
しかしこのヒト社会を多大な苦痛を感じることなく生き抜くためするべきことがたくさんあるので、そのような活動をしたいからといってすぐにはできないのが残念です。
何らかの幸運な偶然で非課税の5000兆円が私のものになってくれれば、この問題は簡単に解決するのですが。
実はこういうパターンも個人的に検討していました。
将来扱いに困りそうな気がしたのでお蔵入りにしましたが。